空前のAIブームで乗り遅れ感が満載だが、必要なものを揃えた際の機材をメモする。
・パソコンはあるが古すぎてどうにもならない
・空っぽのパソコンにWindows11をインストール出来る知識はある
・とにかく安くそれでいて人気のあるAIを試してみたい
上記がすべて当てはまる方のみ以下の調達機材をご参考にしてください。
本体
-
HP EliteDesk 800 G5 Tower (中古)
-
CPU: Intel Core i5⇒カスタムで変更した
-
メモリ: 32GB⇒カスタムで変更した
-
価格: 34,000円
-
なぜこの本体を選んだかというと安いのはもとよりWindows11Proが標準で使えて電源が500WあるしHPだからドライバ類のインストールの簡単なためという理由です。Proはリモートデスクトップ接続できるのでめちゃ便利。
基本的に本体は目につかない場所に置いて他のマシンから操作する運用にしてます。
オプションでSSDが選べるが2.5インチなのでドライブ無しで買った方がいい。
-
グラフィックボード
-
MSI GeForce RTX 3060
-
価格: 36,137円
- Amazon商品ページ
ゲーミング用3060というのもあるので注意。メモリ12GBと書いてあるかしっかり確認。
上記の商品が本体PCに入らなかった場合、最下段のヒントを参考にする。
様々なAIを試す際に先駆者が記事や必要なワークフローを作ってくれているので脳死(コピペ)で使えるのも利点。
-
ストレージ
-
Acer Predator SSD 2TB (PCIe Gen4x4 NVMe 1.4 M.2 2280)
-
価格: 17,990円
-
Gen4対応商品だが、PC本体はGen3までの対応となっている。あまり気にしなくていいかと。
1TBだとすぐに足りなくなるので最低でも2TBを選択するのがいい。
-
周辺機器
-
HDMIダミープラグ
-
価格: 1,649円
-
これはリモートデスクトップ接続時に解像度がコロコロ変わってしまうため購入。差したらド安定。
今回のPCをメインPCにするならば不要。
-
上記一式で89,776円のようです。2025年8月末時点。
自分が揃えた時は計85,599円でした。
グラボの値段が全然変わらないので早くやったほうがいいでしょう。
【注意点】
本体がミニタワーなのでゲーミング用の3060だと本体に入らないので注意。普通のは入るかと。
自分は知らなかったので中古のゲーミング用の3060を購入し入らないことに愕然としました。
仕方ないのでサイドフレームをペンチで曲げて入れました。入れた後にまたペンチで戻せばいいかと。
さらに縦長すぎてドライブ類のブラケットにぶつかってしまうためフロントパネルを外し、ブラケットが外に向かって回転してあげられるのでこの機構を使ってなんとか入れました。
本体は閉めることが出来ず丸出し&横置き固定になってしまいます。
蓋を斜めに立てかけその上に百均のレジャーシートをかぶせました。
簡易手順
①パーツを全部購入
②グラボとM.2を取り付け
③Windows11をセットアップ(BIOSにプロダクトキーが含まれているのでネット繋げば認証完了)
④BIOSのファームウェアも忘れずにやっておく
⑤好きなローカルAIにトライ!
今回のパソコン構成で出来たこと
・text-generation-webui
・Ollama + Open WebUI
・Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111版)
・ComfyUI+Wan2.2
・DeOldify
・他多数動作確認
一番GPUパワーを使うComfyUI+Wan2.2で動画6秒を5分で生成ぐらいのパワーになります。
だいたいどのモデルも14Bぐらいが限界目安となります。メモリ的に。
とにかくお金をかけずに自宅AIを始めたいという方向けの構成です。
Ollama + Open WebUIなど特にchatGPTのAPIを使う前に色々試せるので重宝してます。